Troubadour Japan / Mujjo Japan 公式ECサイト立ち上げ

クリエイティブプロデュースや戦略デザインを専門として活動している、ヨコタナオヤと申します。

「コンセプト × 戦略 × デザイン」の視点から、スタートアップや成長企業の皆様の「新規事業開発」「ブランディング」「戦略設計」などをお手伝いする中で、お客様からいただく質問や気づいたことをまとめて、新規事業開発担当の方や経営者の皆様に役立ちそうな情報としてお届けしています。

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背景と課題

オランダ発のプレミアムアクセサリーブランドであるMujjo(ムジョー)は、日本市場への本格進出にあたり公式ECサイトの構築を求めていました。洗練された北欧デザインのブランドイメージをそのままに、日本のユーザーにも使いやすいサイト体験を提供することが必要でした。課題は、グローバルブランドの世界観を損なわずにローカライズすることと、日本国内の決済・物流に対応したEC機能の実装でした。また、多言語対応やサポート体制など、現地ユーザーの信頼を得るための細やかな配慮も求められました。

プロジェクトのプロセス(戦略策定〜実行支援)

  1. 市場調査と戦略策定: 日本のEC利用者の購買動向や競合分析を行い、サイト戦略を策定しました。ユーザーペルソナを設定し、日本の顧客が重視する情報(配送料、保証、レビュー等)を前面に出す構成方針としました。加えて、ブランド本社と連携し、日本市場向けのメッセージングやキャンペーン戦略も整えました。
  2. サイトデザインと開発: Mujjo本社のブランドガイドラインに沿いつつ、日本語フォントやレイアウトで違和感のないデザインを制作しました。トップページでは世界観を伝えるビジュアルを大きく配置し、製品ページでは素材や使い心地を丁寧に説明する二段構成としました。ショッピングカートから決済に至るフローは日本の主要決済手段に対応させ、モバイル端末からのアクセスにも最適化しています。
  3. ローカライズと品質検証: 翻訳文言のチェックや、日本特有の法規制(特定商取引法の表示など)への適合を徹底しました。サイト公開前にユーザーテストを行い、想定シナリオで使い勝手の検証を実施。日本のお客様がストレスなく購入まで進めることを確認しました。
  4. 運用サポート: ローンチ後は在庫管理システムとの連携や、アクセス解析による継続的なUI改善提案などを行いました。また、カスタマーサポート用のFAQページ整備や、お問い合わせ対応のフロー構築についても助言し、現地運営チームの立ち上げを包括的に支援しました。

成果とクライアントの声

公式ECサイトは予定通りローンチし、リリース直後から日本国内の多数のMujjoファンが利用するプラットフォームとなりました。サイトのデザインについて「海外ブランドらしさと日本のおもてなし精神が両立している」と好評を博し、SNS上でも「使いやすい」「デザインが美しい」といったポジティブな反応が見られました。

何より、クライアントからは「日本市場への橋渡しを理想的な形で実現してくれた」とのフィードバックをいただき、ブランドイメージを守りながらローカル展開に成功した点で高く評価されました。現在も当社の運用サポートのもと、サイトは安定した集客と売上を継続しています。


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この記事を書いた人

ヨコタナオヤのアバター ヨコタナオヤ Creative Producer / Strategic Designer

1990年生まれ、大阪府交野市出身。東京・文京区在住。元植木屋。
「戦略 × デザイン」 の視点を活かし、多様な業界の新規事業開発・ブランディング・マーケティング・プロダクト開発に携わる。ブランドのアイデンティティ構築や戦略設計、特別化を軸にした事業成長の仕組みづくりを得意とする。
スタートアップから大手企業まで、事業戦略の策定から実装支援まで一貫して伴走し、ブランドストーリーの構築、プロダクト開発、デジタルマーケティング戦略を手掛け、持続可能な成長をサポート。
また、合同会社コラレイトデザインの代表としてビジュアルデザイン・Web制作・マーケティング支援を行うほか、一般社団法人社会構想デザイン機構では、社会課題にフォーカスしたクリエイティブアプローチにも積極的に取り組む。

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