MinQ(みんきゅ〜)ユニバーサルツーリズムプロジェクト

クリエイティブプロデュースや戦略デザインを専門として活動している、ヨコタナオヤと申します。

「コンセプト × 戦略 × デザイン」の視点から、スタートアップや成長企業の皆様の「新規事業開発」「ブランディング」「戦略設計」などをお手伝いする中で、お客様からいただく質問や気づいたことをまとめて、新規事業開発担当の方や経営者の皆様に役立ちそうな情報としてお届けしています。

※本記事 【MinQ(みんきゅ〜)ユニバーサルツーリズムプロジェクト】は「タグなし」に関する記事となっております。(記事カテゴリ: カテゴリーなし)

背景と課題

高齢者や障がいのある方など「気軽におでかけできない人」でも旅行を楽しめる社会を目指し、MinQ(みんきゅ〜)プロジェクトが発足しました。生まれつき車椅子利用者である創業メンバーの想いから始まったこのプロジェクトでは、ユニバーサルツーリズムの概念を広める必要がありました。しかし、誰もが参加したくなるブランドイメージの構築や、支援者を集めるためのストーリーテリングが当初の課題でした。社会課題への共感を呼び起こしつつ、明るく前向きなトーンでプロジェクトを伝えるブランディングが求められていたのです。

プロジェクトのプロセス(戦略策定〜実行支援)

  1. コンセプト戦略の策定: クライアントとワークショップを実施し、「みんなの休日を楽しく」というキーワードを軸にプロジェクト理念を言語化しました。ターゲット層の共感ポイント(家族や介助者も一緒に楽しめる旅行体験)を整理し、発信すべきメッセージを明確化しました。
  2. ブランドデザイン: 包括的なブランドガイドラインを作成し、ロゴマークとビジュアルをデザインしました。車椅子のピクトグラムや地球のモチーフを抽象化しつつ、親しみやすい書体と優しい配色で誰もが参加できる雰囲気を表現しました。また、コピーライティングでは「おでかけの自由をすべての人に」というタグラインを提案し、プロジェクトの目的を端的に伝えました。
  3. クラウドファンディング実行支援: 資金調達のためのキャンペーンページ制作とプロモーションを支援しました。ストーリー性のあるページ構成や応援者の声を掲載する構成とし、読み手がプロジェクトの意義を追体験できるよう工夫しました。SNS発信のための画像素材やハッシュタグ戦略も併せて提案し、支援の輪が広がるようサポートしました。

成果とクライアントの声

MinQはクラウドファンディングにおいて目標金額を上回る支援を集め、200名以上の賛同者から後押しを得ることに成功しました。プロジェクトの物語性あふれるページは多くの人々の共感を呼び、SNS上でも「自分ごととして応援したい」といったコメントが相次ぎました。また、地域メディアや新聞にも取り上げられ、ユニバーサルツーリズムの話題喚起につながりました。クライアントからは「デザインのおかげで私たちの想いが形になり、多くの人に届いた」とのお声をいただき、プロジェクトチームの一員として伴走できたことが評価されました。

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この記事を書いた人

ヨコタナオヤのアバター ヨコタナオヤ Creative Producer / Strategic Designer

1990年生まれ、大阪府交野市出身。東京・文京区在住。元植木屋。
「戦略 × デザイン」 の視点を活かし、多様な業界の新規事業開発・ブランディング・マーケティング・プロダクト開発に携わる。ブランドのアイデンティティ構築や戦略設計、特別化を軸にした事業成長の仕組みづくりを得意とする。
スタートアップから大手企業まで、事業戦略の策定から実装支援まで一貫して伴走し、ブランドストーリーの構築、プロダクト開発、デジタルマーケティング戦略を手掛け、持続可能な成長をサポート。
また、合同会社コラレイトデザインの代表としてビジュアルデザイン・Web制作・マーケティング支援を行うほか、一般社団法人社会構想デザイン機構では、社会課題にフォーカスしたクリエイティブアプローチにも積極的に取り組む。

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